睡眠と健康経営3 寝不足は倫理意識を奪う

「人」として非常に大切になるのが「倫理観」

こんにちは。
睡眠bodyコンサルタントの矢間あやです。

あるアメリカの睡眠不足と倫理意識の関係を調べた調査では、
対象者にそれぞれの日に「職場で決められている規則を無視した結果、大事件が起こった」という内容の場面を読んでもらいました。
そして、それがどのくらい倫理上の問題を含むかを回答してもらった結果、前夜の睡眠時間が長いほど倫理意識は高いということが判明しました。

つまり、寝不足のまま働いていると倫理的思考が損なわれるということ。
人として、また労働者としてのモラルや道徳観、善悪の判断力等が欠如することは、職場の信頼や組織としての在り方を悪化させてしまうだけでなく、場合によっては取り返しのつかない産業事故やミスにもつながります。

実際、私達が生活していても、「コンプライアンス的には問題なくても、人としてそれってどうなんだろう?」という場面に、出会うことはよくあります。

本調査では眠りをしっかりととれている人ほど倫理意識が高いことが分かりましたが、同時に他人の非倫理的な行動に対して敏感になるということも分かっています。

1度失った信頼を取り戻すことは容易ではありません。

より良い社会をめざして働く以上は高い倫理観は必須になります。

経営者やマネジメント層と言ったリーダーは睡眠も仕事の1部と捉え

睡眠時間と睡眠の質の両方を確保していきましょう。
 


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矢間あや
睡眠Bodyコンサルタント、理学療法士、著者

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