睡眠と働き方14 16時間夜勤で仮眠なし!!??
看護師も介護士も夜勤があり、夜勤は夜勤でお得な一面もありますが、実際の状況を知ると。。。。
こんにちは。
睡眠bodyコンサルタントの矢間あやです。
日本看護協会では「16時間夜勤の場合、2~3時間の休憩時間が望ましい」との要望を出しています。そのため16時間夜勤の場合、2時間ほど仮眠が取れるようにしている病院が多いようです。
私の肌感覚でも、看護師さんは夜勤中に休憩をとっていた気がします。
それに対して介護系の夜勤状態は「休憩」はほぼ出来ないというイメージがあります。
労働基準法で定められた1時間の休憩を取ることはできますが、「仮眠なし」という現場も多いようです。フロアを1人で担当するいわゆる「ワンオペ」になる場合も多く、食事のお手伝いや排泄介助、定められた回数のオムツの交換、定期巡回、トラブル対応、朝食の準備などに追われ、仮眠が取りにくいという現状も。
夜間に看護師を配置する義務が定められていないことから、万が一、入居者が急変した場合、1人で対応しないとならないこともあるようです。
労働基準法には、「使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけない」とありますが、法律的に16時間連続で働く「16時間夜勤」は問題ないのでしょうか?
労働基準法には「変形労働時間制」という制度があり、一定期間の労働時間が法定労働時間という労働時間を超えない範囲内において働いてよいということになっています。
変形労働時間制では「(1)1ヶ月単位」「(2)1年単位」「(3)1週間単位」を一定期間としてとらえることができます。そのため、仮に16勤務が週2日あったとしても、1週間単位で考えると合計32時間で定められている40時間を超えないため、法律的には問題ありません。
また「仮眠なし」については、8時間を超える労働には1時間以上の休憩を与えるよう労働基準法に定められており、休憩の1時間さえきちんと取れていれば、労働基準法は満たしていることになります。
(出典 https://job-medley.com/tips/detail/506/)
看護師さんや介護士さんが、寝不足でイライラ、判断ミスをすると、患者さんや利用者さんに強くあたったり、パワーハラスメントに発展することも。
さらに、看護師さんや介護士さんの離職理由で高いのが「職場の人間関係」
これ、イライラしていたり、自分に余裕がないと、相手を思いやることができません。
看護師さんも介護士さんもチームワークがとても大切なお仕事。
相手を思いやることが出来なければ、ちょっとのイライラでストレスも爆発します。
人手不足が叫ばれる業界ですが、まずは、夜勤時にしっかり仮眠をとって、自分がイライラ人間にならないこと!
これがとても大切だと思います。
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